夏に猫だけで留守番させる日は、出かけたあともずっと落ち着かないものです。エアコンは大丈夫か、水は足りているか、変なものを噛んでいないか。
うちは猫と暮らして30年。いまは締め切ったリビングに6匹、僕の部屋に3匹の計9匹と暮らしています。夏の留守番のやり方は年々シンプルになっていって、行き着いたのは「エアコンは冷房つけっぱなし。窓は開けない。水と猫草を絶やさない」。これだけです。
スマートリモコンも高機能な給水機も使っていません。この記事では、多頭飼いのうちが実際にやっている夏の留守番対策と、その理由をまとめました。
・留守番中のエアコン設定(やってはいけない設定も)
・「窓は開けない」と決めている理由
・電源いらずの給水器と毎朝のチェック習慣
・30年誤飲事故ゼロの意外な秘訣
・1泊以上家を空けるときの考え方
エアコンは冷房つけっぱなし。自動運転とタイマーは使わない
夏の日中、締め切った部屋に猫だけを残すなら、エアコンは冷房のつけっぱなし一択です。猫の適温は26〜28℃前後と言われていて、人間が「ちょっと暑いかな」と感じるくらいがちょうどいい。
気をつけたいのが「自動運転」と「タイマー」です。自動運転は外気温によって勝手に運転を止める機種があり、タイマーは切れたら最後、猫は自分でつけ直せません。シンプルに冷房固定でつけっぱなしが一番安全です。
電気代は気になりますが、最近のエアコンはつけっぱなしのほうが電気代が安定するとも言われています。少なくとも、数百円をケチって猫を危険にさらす選択肢はうちにはありません。
窓は開けない。夏の暑さより脱走のほうが怖い
換気のために「窓を少しだけ開けて網戸に」という対策をすすめる記事をよく見かけますが、うちは窓を絶対に開けません。理由は単純で、脱走が一番怖いからです。
網戸は猫の力で簡単に開きますし、破られることもあります。9匹もいれば、誰か1匹が興味を持つだけでアウト。外に出たことのない飼い猫の脱走は、夏の暑さ以上に命に関わります。
だからうちは締め切った部屋+エアコン管理に振り切っています。窓を開けない分、エアコンだけは絶対に止めない。割り切りです。
水は電源いらずの自重給水タイプ。毎朝のチェックが習慣
給水機というと電源式の循環タイプが人気ですが、うちで使っているのは水の自重で少しずつ給水されるシンプルなディスペンサータイプです。リビングと僕の部屋に1台ずつ置いています。
選んだ理由はシンプルさそのもの。
- 電源がいらない:停電しても止まらない。コードを噛まれる心配もない
- フィルターがない:複雑な構造がないので洗うのがラク。手入れが面倒な道具は結局続きません
- 残量が一目でわかる:タンクを見れば水の減りがすぐわかる
そのかわり、毎朝の水量チェックだけは欠かさずやります。道具をシンプルにして、人間の習慣で担保する。30年やってきてこの形に落ち着きました。
30年誤飲事故ゼロ。秘訣は「猫草を絶やさない」だった
ありがたいことに、うちは30年・のべ十数匹で誤飲事故が一度もありません。ただ、ヒヤッとするサインならあります。猫草が切れていたり枯れていたりすると、猫がビニール袋を噛み始めるんです。
草を食べたい欲求が満たされないと、代わりに袋やビニール紐に向かう。だからうちの誤飲対策は、片付けの徹底よりも「猫草を新鮮な状態で絶やさないこと」が第一です。地味ですが、これが一番効いていると思っています。
もちろん一般に危険とされるものは近づけません。輪ゴム・紐・ユリ(猫には花粉も葉も強い毒性があります)あたりは、猫のいる家に置かないのが基本です。
1泊以上の外出は「しない」と決めた
正直に書くと、うちは泊まりがけの外出は基本的にしなくなりました。9匹の世話を人に頼むのは現実的ではないし、猫と暮らすと決めた以上、人間側が我慢するところは我慢する。それがうちの結論です。
どうしても1泊以上空けなければならない事態に備えて、自動給餌器と給水器を複数配置する形で対応するつもりでいます。ペットシッターやペットホテルという選択肢もありますが、環境変化や他人の出入りが猫のストレスになるので、うちは頼む予定はありません。
このあたりは家庭それぞれの事情があるので正解はないですが、「泊まりを減らす」という選択肢も案外アリだと思っています。日帰りできる範囲に、楽しい場所は意外とたくさんあります。
弱点は停電とエアコン故障。見守りカメラは検討中
うちのやり方の弱点も正直に書いておきます。それは留守中の停電やエアコン故障に気づけないことです。真夏の閉め切った部屋でエアコンが止まれば、室温は短時間で危険域まで上がります。
なので、外出先からペットカメラで様子を見たり、室温をスマホで確認できる仕組みは、いま前向きに検討しているところです。導入したら使い勝手をこの記事に追記します。
ペット保険をどうするかは夏前に決めておく
夏は熱中症や脱水で動物病院のお世話になる確率が上がる季節です。加入するつもりがあるなら、待機期間のある保険が多いので早めに動いたほうがいい。
ちなみにうちは保険に入らず貯蓄で備える派を30年通してきました。その理由と実際の考え方はこちらに書いています。
ペット保険に入らず30年猫を飼った結果|多頭飼いの医療費貯金という選択
外出前の最終チェックリスト
☐ エアコン:冷房で運転中か(自動運転・タイマーになっていないか)
☐ 給水器:タンクの残量は十分か
☐ 猫草:新鮮な状態であるか、切れていないか
☐ ビニール袋・輪ゴム・紐を出しっぱなしにしていないか
☐ 帰宅予定を家族と共有したか
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夏の留守番対策は、道具を増やすより「絶対に外さない基本」を決めて習慣にするほうが、結局続きます。うちの形が何かの参考になれば嬉しいです。

















