2024年のゴールデンウィーク、うちの猫のライ(当時7歳になる1週間前)が、2日ほどおしっこもうんちも出ず、ご飯も食べなくなりました。かかりつけの動物病院は連休で休みでした。
動物病院に救急があること自体を知らなかったので、連休明けまで待つつもりでいました。友人の動物看護師に相談したら「すぐ病院に行ってください」と言われ、その日のうちに堺のダクタリ動物病院へ連れて行きました。
処置と3日間の入院で、ライは元気になりました。猫9匹と暮らしていても救急は初めてで、あの日の僕は病院の探し方を何も知りませんでした。
この記事は、あの日知りたかった「大阪で夜間や休日に診てくれる動物病院」を、各院の公式サイトで確認して一覧にしたものです。
堺・南大阪を厚めに、大阪市内・北摂・北河内も載せています。先に一覧を見たい人は目次から「大阪の夜間・休日 救急動物病院一覧」へ飛んでください。
GW2日目、猫のおしっこが出なくなった
異変に気づいたのは連休に入ってすぐでした。ライは当時7キロ近い大きな猫で、普段は食いしん坊なのに、ご飯に口をつけません。
トイレを見てもおしっこもうんちも出ていない。それが2日ほど続きました。


これが体調を崩して2日目くらいのライです。普段の顔と全く違う、生気のない顔をしていました。
それでも僕は「連休が明けたらかかりつけに行けばいいか」と楽観していました。動物病院にも人間の救急外来のような仕組みがあるとは、思ってもいなかったからです。
動物看護師の友人に相談して、考えが変わった
動物病院に勤める動物看護師の友人がいたので、症状を相談しました。返ってきたのは「すぐ病院に行ってください、その状態なら明日起きたら万が一も考えられます」という言葉でした。
本職の人にそう言われて、ようやく事の重さが分かりました。すぐに病院へ行く準備を始めました。


病院に行く当日の昼のライです。調子が悪くて、ずっと寝ていました。
救急の動物病院を見つけて、行くまでにやったこと
病院探しは、友人がほとんどやってくれました。ダクタリ動物病院のほかにもいくつか候補を出してくれて、当時の家から行きやすい場所を選び、その日も診察しているかまで電話で確認してくれました。
本職の人が動いてくれたので、すごく助かったし心強かったです。逆に言うと、この友人がいなければ、僕は救急の存在すら知らないまま連休明けを待っていたと思います。
行く前に電話して、流れを確認した
病院が決まってから、行く前に自分でも電話をして、着いたらどういう流れになるのかを確認しました。それからすぐに出発しています。
後で公式サイトを見ると、夜間や救急をやっている病院はほぼ全て「来院前に必ず電話」と書いています。電話なしで行くと診てもらえない、前受金がかかる、といった病院もあるので、この一手は省けません。
洗濯ネットと大きめのキャリー


洗濯ネットに入れてから、キャリーバッグに入れたライです。猫は爪があるので、通院では洗濯ネットが必須だと友人に教わりました。
これ以来うちでは、100円ショップの大きい洗濯ネットを何枚か常備しています。ネットに入れておくと、診察のときに暴れても抱えやすいし、逃げ出す心配も減ります。
もうひとつ困ったのがキャリーの大きさです。ライは当時7キロ近くあって、写真のキャリーでは窮屈でした。
その日の帰り道にホームセンターで大型のキャリーを買い、退院してからの通院はそちらを使いました。大きい猫を飼っている人は、余裕のあるサイズのキャリーを元気なうちに用意しておくのをおすすめします。
うちはあえてクレートタイプを使っています。床の部分がしっかりしていて安定していると思うからです。
ダクタリ動物病院(堺)での流れ
到着すると駐車場はほぼ満車で、待合には飼い主さんがたくさんいました。連休中に体調を崩す猫や犬は、うちだけではなかったわけです。
診察までに1時間ほど待った記憶があります。救急に行くときは、待ち時間があるものと思っておいたほうがいいです。
導尿の処置、そのまま入院
診察の結果は腎臓まわりのトラブルだったと記憶しています。おしっこがパンパンに溜まっていて、処置室で導尿して排尿させてもらいました。
それでもまだ溜まっていると言われ、管を繋いだまま入院になりました。診断名や、手術だったのか処置で済んだのかは、当時の記憶が曖昧です。


診察を終えて入院が決まり、僕だけが一人で出てきたときの外観です。19時前で、空はもう暗くなりかけていました。
看板にある堺動物夜間救急クリニックは、この病院に併設された21時からの夜間専門の窓口です。僕が診てもらったのは、それより前の時間のダクタリ動物病院のほうでした。
費用は3日間の入院を含めて15万円ほど
費用は、夜間のスタッフ代のような項目が一晩6,000円ほどかかっていて、3日間の入院を含めた総額は15万円ほどでした。会計はクレジットカードが使えて助かりました。
安い金額ではありません。それでも愛猫が助かったので、不満は全くないです。
参考までに、併設の堺動物夜間救急クリニック(21時〜)は、2026年9月時点の公式サイトで診察料16,500円(税込)、夜間診療の費用は平均4〜5万円程度と案内されています。支払いは原則クレジットカードです。


3日間の入院から、今は元気に走り回っている
ライは3日間入院して、無事に元気になりました。GW中は数日ダクタリに通院し、連休明けに申し送りの書類を書いてもらって、かかりつけの動物病院に引き継いでもらいました。


2日後のライです。顔つきが戻ってきました。


4日後にはふてぶてしい顔で寝ていて、ほぼいつも通りでした。今は元気に走り回っていて、毎朝ブラッシングをおねだりしてきます。
大阪の夜間・休日 救急動物病院一覧【2026年9月時点】
ここからが本題です。2026年9月に各院の公式サイトで確認した内容をまとめました。
僕が実際に行ったのはダクタリ動物病院(堺動物夜間救急クリニックの併設元)だけです。他の病院は公式サイトの記載を転記しています。
受付時間や料金は変わることがあります。行く前に必ず電話して、その日の受付を確かめてください。
先に知っておきたい4つのこと
- 来院前に必ず電話する。ほぼ全ての病院が電話を条件にしています。大阪どうぶつ夜間急病センターは、事前連絡なしだと前受金3万円と公式に書いています。
- 支払いはクレジットカードが基本。堺動物夜間救急クリニックとりんくうは「原則現金不可」「クレジットカードのみ」です。
- 費用は昼の診察の数倍を見ておく。診察料だけで8,000〜16,500円、検査や処置を含めた目安を公開している病院では2万5,000〜5万円が中心です。
- 連休の特別体制は、どの病院も公式に書いていない。GWや年末年始は、その日にやっているかを電話で確かめるしかありません。
- 洗濯ネット。猫を入れてからキャリーへ。100円ショップの大きいものを何枚か常備しています。
- 余裕のあるサイズのキャリー。大きい猫は普通のキャリーでは窮屈です。うちは通院が始まってから大型を買い足しました。
- クレジットカード。現金不可の病院があります。
- 大阪には、かかりつけがなくても夜間に診てもらえる専門の救急動物病院が6院ある
- 行く前に必ず電話。支払いはクレジットカードが基本で、費用は昼の数倍を見ておく
- 洗濯ネットと大きめのキャリーは、元気なうちに用意しておく
- ご飯を食べない、おしっこが出ないは様子見しない
かかりつけがなくても診てもらえる「夜間専門」の病院は、堺動物夜間救急クリニック・りんくう・大阪どうぶつ夜間急病センター・大阪夜間ペットクリニック・北摂夜間救急どうぶつ病院・大阪守口夜間どうぶつ診療所の6院です。それ以外は一般の動物病院の時間外対応なので、受けてもらえるかはその日の状況で変わります。
堺・南大阪(泉州・南河内)
| 病院名 | 場所 | 夜間・休日の受付 | 電話 | 料金の記載 |
|---|---|---|---|---|
| 堺動物夜間救急クリニック(ダクタリ動物病院関西医療センター内) | 堺市中区学園町 | 21:00〜26:00(電話受付20:30〜25:30)。木曜の夜は休診 | 必ず事前に電話 | 診察料16,500円(税込)。平均4〜5万円程度。原則クレジットカード |
| ひがし動物病院 | 堺市東区日置荘北町 | 夜間救急21:00〜23:00。現在は月・木のみ | 必ず電話(留守電のときは対応不可) | 金額の記載なし。クレジットカード一括のみ |
| ガーデン動物病院 | 岸和田市大町 | 20:00〜24:00、夜間救急は毎日。完全予約制 | 予約が必須 | 軽度でおよそ25,000円程、重症で35,000〜40,000円程 |
| 植野動物病院 | 泉大津市高津町 | 犬猫の夜間・休日・救急に対応。夜の枠は21:00〜23:30の区分あり。現行の時間は公式で要確認 | 電話で相談 | 初診3,000円〜。時間外料金は別途(金額の記載なし) |
| りんくう動物救急医療協会(大阪公立大学 獣医臨床センター) | 泉佐野市りんくう往来北 | 平日・日祝 21:00〜翌4:30(電話受付20:00〜翌4:00)。土曜と土曜の祝日は休診 | 必ず電話 | 金額の記載なし。クレジットカードのみ |
りんくうは2026年に受付時間が2回変わっていて、9月1日から上の時間に戻っています。しばらく短縮していたので、古い情報を見ている人は注意してください。
このほか、大阪府獣医師会の夜間診療の一覧には、堺市の高倉台いぬねこ病院(23時まで、留守電のみ)・キキ動物病院・東山動物病院・アニー動物病院(19時30分までに連絡)・堺おおのしば動物病院・いち動物病院、泉南市のミズホ動物病院、河内長野市のココア動物病院が載っています。ただし自院のサイトには夜間の記載がない病院が多いので、電話で確かめてから向かってください。
大阪市内
| 病院名 | 場所 | 夜間・休日の受付 | 電話 | 料金の記載 |
|---|---|---|---|---|
| 大阪どうぶつ夜間急病センター | 大阪市東成区中道(玉造) | 年中無休 21:00〜翌5:00(受付4:30まで) | まず電話。事前連絡なしは前受金3万円 | 初診料10,000円(税抜)。血液検査12,000円〜など別途。現金・カード(1回払い) |
| 大阪夜間ペットクリニック | 大阪市東成区大今里南 | 20:00〜翌3:00 | 電話を強く推奨。かかりつけがなくても可 | 夜間診察料10,000円+重症度対応料0〜5,000円。軽症〜中等症で1〜3万円前後の目安 |
| 同心動物医療センター | 大阪市北区同心 | 夜間19:30〜22:00(火・水・金・土・日、受付21:30まで) | 必ず電話 | 金額の記載なし |
検索すると出てくる大阪動物医療センター(西区)の救急は、2025年2月で終了しています。古い紹介ページに名前が残っているので、間違えないようにしてください。
北摂・北河内
| 病院名 | 場所 | 夜間・休日の受付 | 電話 | 料金の記載 |
|---|---|---|---|---|
| 大阪・北摂夜間救急どうぶつ病院 | 箕面市船場東 | 年中無休 21:00〜翌6:00 | 必ず電話 | 初診料10,000円(税抜、夜間・深夜料金込み)。看護料・検査は別途 |
| 高槻動物医療センター みどり動物病院 | 高槻市城東町 | 夜間診療20:00〜22:00。事前予約制 | 予約が必須 | 夜間は別途費用(金額の記載なし) |
| 大阪守口夜間どうぶつ診療所 | 守口市浜町 | 19:00〜24:00(月・火・木・金・土)。水・日・祝は休診。電話は23時まで | まず電話 | 診察料8,000円(税抜)。胃腸炎15,000円〜などの目安あり |
大阪守口夜間どうぶつ診療所は2026年2月に開院した新しい病院です。東大阪や富田林、大阪狭山には、自院で夜間救急をしていると公式に書いている病院が見つからなかったので、この一覧の中から近い病院を選ぶことになります。
猫を救急に連れて行くときに持っていくもの
行く前の電話では、いつからどんな症状かを伝えて、着いたらどういう流れになるかを聞いておくと落ち着いて動けます。僕はこれで、着いてから迷うことがありませんでした。
僕が次に同じ状況になったら
堺・南大阪に住んでいる僕なら、夜21時以降は堺動物夜間救急クリニック、深夜2時を過ぎていればりんくうに電話します。どちらも公式に受付時間と条件が書いてあって、かかりつけがなくても受けてもらえるからです。
そして何より、猫がご飯を食べず、おしっこが出ない状態を2日も様子見しません。あの日の友人の「明日起きたら万が一も」という言葉は、今も忘れていません。
まとめ
この記事に書いた病院の情報は、2026年9月時点で各院の公式サイトを確認したものです。症状の判断や治療の内容は獣医師に相談してください。
通院や投薬の記録には、うちで使っているねこカルテもよければどうぞ。










