2026年の大阪湾は、7月末から船のタチウオが釣れ始め、9月上旬には泉南の陸っぱりでも80cm級の釣果が出ています。僕は以前、泉佐野の食品コンビナートと貝塚人工島に通って、エサのウキ釣りとルアーの両方でタチウオを釣っていました。
食品コンビナートは立入禁止の場所が増えているので、調べた範囲の今の状況もあわせて書いています。
この記事は「今年どこで、何を持って行けば釣れるか」を、僕の経験と2026年9月時点の釣果情報でまとめたものです。釣り場の現状は2026年9月14日時点の情報で、立入禁止の範囲は変わるので現地の看板を優先してください。
大阪のタチウオの時期はいつ?2026年の大阪湾の状況
| 開幕 | 泉南は8月下旬から(2026年は船が7月末から釣れ始め、9月上旬に陸っぱりの釣果報告あり) |
|---|---|
| 最盛期 | 9月〜11月 |
| 終盤 | 12月〜1月(貝塚人工島の水路は1月まで実績あり) |
| 時間帯 | 夕まずめ(16〜20時ごろ)と朝まずめ(4〜6時ごろ)。夜通し狙う人も多い |
| エリア | 泉南(泉佐野・貝塚・泉大津・岸和田)が本命。大阪湾奥はここ5年ほど釣果が渋く、まとまった回遊が確認されていない |
2026年9月1日付のTSURINEWSの記事では、泉南は8月下旬から開幕、大阪湾奥はここ5年ほど釣果が渋い状態が続いている、と整理されています。南港など湾奥は接岸情報が出てから動くのが無難です。
9月9日付の釣果情報では、泉南の小島養魚場でテンヤの引き釣り(エサはドジョウ)で80cm級を頭に39尾という報告が出ていました。船は泉佐野・尾崎で100尾超えの人も出ていて、群れは間違いなく入っています。
僕が通った泉南の釣り場2つと2026年の現状
泉佐野食品コンビナート|深夜から早朝のウキ釣りで通った場所
食品コンビナートでは「ドラム缶」と呼ばれていたポイントで、深夜から早朝までエサのウキ釣りをよくやっていました。電気ウキが沈み込んでタチウオが走っていく中で、いつ合わせるかを待つ緊張感が好きです。


ウキ釣りで釣ったタチウオ(2017年9月)
初めてタチウオのウキ釣りをやった夜の記録はこちらです。一投目からキビナゴをかじられて、1時間で指3本・70cmが釣れました。


ただし今の食品コンビナートは、僕が通っていたころとは状況が変わっています。2026年10月に調べると、外向きのテトラ帯は立入禁止と書かれていました。
ドラム缶は、釣り場として紹介するサイトと、立ち入れないと書くサイトの両方があります。
| 釣りができる場所 | 公式の案内は見つからなかった。フェンスや立入禁止の看板がある所では竿を出さず、現地の表示に従う(2026年10月に確認) |
|---|---|
| 駐車 | 工場関係者のための道路と港湾施設なので、トラックの転回スペースや工場の出入口付近は厳禁 |
| トイレ | 釣り場ガイド(2022年3月時点)では、ドラム缶の近くにトイレと自販機がある |
| タチウオ | 秋の夕まずめから夜。電気ウキの赤い灯りが並ぶ |
立入禁止の場所が増えた理由として、工事やゴミ、駐車の問題を挙げる記事がありますが、公式の発表は見つかりませんでした。
僕が行くなら、看板とフェンスの外で竿を出して、駐車は工場の出入りをふさがない場所だけにします。
昔のように夜通しのんびり釣れるのかどうかは、自分の目では確かめられていません。
食品コンビナートに2017年から2019年に19回通った釣果は、日付つきで別の記事にまとめています。


貝塚人工島|夕方のメタルジグで92cmが出た場所
貝塚人工島では、夕方にメタルジグを投げて92cmのタチウオを釣ったことがあります。このサイズになると身に厚みがあるので、持ち帰って刺身にしました。


クーラーに入りきらない92cmのタチウオ(2017年11月・貝塚人工島)


メジャーを当てて計測
ルアーは思いついたらすぐに釣りが始められるのがメリットです。エサの準備がいらないので、仕事帰りに夕まずめだけ寄る、という使い方ができます。


貝塚人工島の朝(2017年11月)
| 釣り場 | 水路側は貝塚大橋の下から二色の浜公園の横まで約900m。約1mの安全柵がほぼ全面にある |
|---|---|
| 時間 | 24時間釣り可能。釣り禁止の看板がある場所では竿を出さない |
| 駐車場 | 沖向き側は二色南緑地駐車場。2026年9月1日から有料になり、1時間まで300円、6時間まで600円で、24時間入出庫できる(貝塚市の案内)。水路側は二色の浜公園の第4駐車場(5時〜21時・普通車は平日1時間200円、土日祝1時間300円、最大640円) |
| トイレ | 沖向き側の公園に2026年9月から公衆トイレができた。水路側は二色の浜公園の駐車場にある。僕が通っていたころは近くに無く、10分以上歩いた |
| タチウオ | 9月〜1月。水路は潮通しが弱いが、ハイシーズンは夜間に実績あり |
釣り場の形は2026年5月更新の釣り場ガイドで、駐車場とトイレは2026年10月8日に貝塚市と公園の案内で確かめました。安全柵があるので初めての人にも向いています。
貝塚人工島でメタルジグを投げて青物を狙った7回の記録と、駐車場の時間ごとの料金は、別の記事にまとめています。




柵越しに投げる。足元は安心
ほかに行ったことがある泉南の釣り場
泉大津の花市場公園前で夜のワインドをやった記録と、岸和田の貯木場でワインドをやった記録も残しています。どちらもタチウオは釣れていないので、釣り場の雰囲気の参考にしてください。




子ども連れで安全柵とトイレを優先するなら、関西の海釣り公園をまとめた記事も参考になります。


大阪のタチウオの有名釣り場|初めてなら設備で選ぶ
ここからは僕が通っていない釣り場も含めて、大阪湾で名前の挙がるタチウオの釣り場を、公式サイトと2026年の釣り場ガイドで確認した条件でまとめます。料金と時間は2026年9月14日時点で、行く前に公式で見直してください。
とっとパーク小島(岬町)|海釣り公園。柵・トイレ・売店つき
| 料金 | 大人1,500円、小中学生750円 |
|---|---|
| 時間 | 3〜11月は6:00〜20:00(季節で変わる)。週末は整理券制で入場制限あり |
| 設備 | 無料駐車場、水洗トイレ、売店(仕掛け・冷凍エサ) |
| タチウオ | 秋の夕方から電気ウキが並ぶ。桟橋の先端が潮通しがよい |
20時閉園なので、夕まずめの2時間勝負になります。設備がそろっているので、初めてタチウオを狙う人や家族連れなら僕はここを勧めます。
深日港(岬町)|無料駐車場と公衆トイレ。電車でも行ける
| 料金 | 無料。港内に駐車スペースあり(漁業関係者の作業の邪魔にならない場所に) |
|---|---|
| アクセス | 南海多奈川線「深日港駅」から徒歩数分 |
| 設備 | 港内に公衆トイレ。漁港内は一部立入禁止あり |
| タチウオ | 秋の夕まずめから。南側の赤灯台の波止がルアーとウキ釣りの定番。外向きはテトラで足元注意 |
2026年2月の釣行記でも港内で車のすぐ後ろから竿が出せると書かれています。電車で行ける大阪湾のタチウオ釣り場はここくらいです。
小島養漁場(岬町)|夜釣りができる海洋釣り堀。2026年9月に80cm級39尾
| ナイター | 毎日16:30〜22:00。男性2,500円、女性・小人1,500円(2025年8月改定の公式料金) |
|---|---|
| オールナイト | 金・土のみ16:30〜5:30。男性5,000円、女性・小人3,000円(要予約) |
| 設備 | 80台の無料駐車場、個室トイレ、竿レンタル |
| 2026年の釣果 | 9月9日付の釣果情報で、テンヤの引き釣り(エサはドジョウ)で80cm級を頭に39尾 |
入り江を金網で仕切った釣り堀なので、回遊待ちのリスクが小さいのが強みです。夜釣りに慣れていない人が「まず1本」を取りに行くならここが一番堅いと思います。
岸和田一文字(渡船)|2026年9月時点は午前便のみ
沖の一文字に渡る岸和田渡船は、公式サイトによると2026年9月時点は午前中のみの営業で、タチウオの半夜便は出ていません。狙うなら朝まずめになります。
ライフジャケットは国交省承認品の着用が必須で、レンタルもあります。出船時間と料金は日によって変わるので、前日に公式サイトの出船状況を見てください。
大阪南港魚つり園護岸(住之江区)|入場無料だが19時閉園
| 料金 | 入場無料。駐車場は午前入庫2,000円、午後入庫1,500円(1日) |
|---|---|
| 時間 | 4〜11月は5:00〜19:00、12〜3月は7:00〜17:00。水曜休園 |
| 設備 | レンタル竿1,000円。2026年4月にリニューアルオープン |
| タチウオ | 公式では4〜10月に狙える魚。ただし湾奥はここ5年ほど釣果が渋いという記事もある |
19時閉園なので、夜が本番のタチウオには時間が合いません。南港で狙うなら、釣果情報で接岸が出てから夕まずめに寄る使い方です。
番外:武庫川一文字(兵庫・西宮)|渡船で行く関西の定番
大阪湾の対岸になりますが、秋のタチウオで名前が挙がるのが武庫川一文字です。西野渡船の公式サイトでは大人男性3,000円、女性2,000円、6時始発で17時最終引き上げ、火曜定休となっています(2026年5月から全日営業)。
秋の半夜便の有無は年によって変わるので、タチウオ目当てなら渡船に直接確認してから行ってください。
タチウオの釣り方は2つ。電気ウキのエサ釣りとルアー
電気ウキのエサ釣り|沈んでも合わせずに待つ
| ウキ | 電気ウキ(棒ウキ・オモリ負荷1.5〜3号) |
|---|---|
| ケミホタル | 37〜50mm。イエローが見やすい |
| ハリス | ワイヤーが基本。食いが渋い日はフロロカーボンに替える |
| 針 | タチウオ用の1本針か2本針 |
| エサ | キビナゴ(目から通し刺し)かサンマの切り身 |
| タックル | 磯竿3号4.5m前後にリール4000番 |
合わせ方が一番の分かれ目です。ウキが沈んでタチウオが走り出しても、すぐには合わせず、ウキの光が見えなくなるくらいまで待ってから糸ふけを取って竿で合わせます。
僕はこの「待っている時間」がタチウオのエサ釣りで一番好きです。早合わせをするとエサだけ取られるので、初めての人ほど数を数えて待ってみてください。
食品コンビナートでは昔、「ウキが沈んでからタバコに火をつけて一服するくらいがちょうどいい」と言われていました。釣り場によって合わせのタイミングが釣り人の間で口伝で語り継がれているのが、この釣りの面白いところです。
ルアー(メタルジグ・ワインド)|思い立ったらすぐ始められる
| メタルジグ | 20〜30g。グロー系やゼブラグローが定番 |
|---|---|
| ワインド | 専用ジグヘッドにワインド用ワーム。トリプルフックを付ける |
| 合わせ | エサ釣りと逆で、当たったら即合わせ |
| 時間帯 | 夕まずめの明るいうちはジグ、暗くなったらワインドか電気ウキに切り替える人が多い |


ワインドのジグヘッドとワーム。タチウオの歯でかじられている
ルアーはエサの準備も後片付けもいらないので、お手軽さでは圧倒的です。92cmが出たのもメタルジグだったので、サイズが出ないわけでもありません。
どちらでも必要な道具
- プライヤー(歯が鋭いので針は手で外さない)
- 魚バサミ(つかむ時も歯に注意)
- ヘッドライト(夜釣りが中心になるため)
- ライフジャケット(夜の護岸では必須)
- クーラーボックス(90cm級は曲げて入れる前提)
サイズの目安「指◯本」
タチウオは体の幅を指で測って「指3本」「指4本」と呼びます。僕の初めての1本が指3本で70cmくらい、貝塚人工島の92cmは指4本を超えていました。
指3本までなら塩焼きや煮付けにちょうどよく、指4本以上になると刺身にする価値が出てきます。
釣ったタチウオの食べ方|刺身・塩焼き・煮付け
タチウオの食べ方で好きなのは塩焼きと煮付けです。指3本クラスなら、この2つで十分に美味しく食べられます。


釣った日の夜のタチウオの塩焼き
大きいのが釣れたら刺身も美味しいです。貝塚人工島の92cmはそのまま刺身にしました。


92cmのタチウオを刺身に
釣行前に潮を見ておく
タチウオは潮が動く時間に食いが立ちやすいので、行く前に潮見表を確認しています。関西の釣り場向けに作った無料の潮見表アプリ(関西潮見表)は、貝塚や泉佐野の潮位と月齢をまとめて見られます。


まとめ|2026年に僕が行くなら
2026年9月時点で泉南の陸っぱりには群れが入っていて、湾奥はまだ渋いままです。僕が今年行くなら、貝塚人工島の夕まずめにメタルジグから始めて、暗くなったら電気ウキに切り替えます。
初めての人や家族連れなら、設備のあるとっとパーク小島か、夜釣りができる小島養漁場から入るのが堅いです。
食品コンビナートは通い慣れた場所ですが、立入禁止の場所が増えているので、看板とフェンスの外だけで竿を出します。






