僕はかすうどんが好きです。
堺東の「麺くい やまちゃん」に通い詰めていた時期があり、今は道の駅しらとりの郷・羽曳野へ、うどんを食べるためだけに車を走らせることがあります。
ここまで食べておいて、ふと気づきました。かすうどんの発祥の店も、世間で名店と呼ばれる店も、実はよく知らない。そこで今回は、かすうどん好きの僕が「発祥の店はどこか」「有名店はどこにあるのか」を調べてみました。実際に通った店は実食の感想を、まだ行けていない店は調べた情報として正直に書きます。
かすうどんとは?南河内発祥のご当地うどん
かすうどんの「かす」は、天かすではなく油かすのこと。牛のホルモン(主に小腸)を低温の油でじっくり揚げたもので、余分な脂が抜けて、外はカリッと中はプルッとした独特の食感になります。これをうどんに乗せると、出汁に肉の旨みとコクが溶け出して、普通のうどんとは別物の一杯になる。
発祥は大阪府南部の南河内地域、羽曳野市や藤井寺市のあたりとされています。特に羽曳野市は食肉産業のまちとして知られていて、油かすはこの土地で受け継がれてきた郷土の味。堺に住んでいる僕からすると、どちらもすぐ隣の生活圏です。
今まで何を食べ歩いてたんや
僕の元行きつけ、堺の百名店「麺くい やまちゃん」
まず実体験から。堺東の麺くい やまちゃんは、僕がかすうどんの旨さを覚えた店です。カウンターだけの小さな店で、壁一面にメニューの張り紙がずらっと並ぶ。仕事帰りの夕食候補として何度も通いました。
先に断っておくと、僕が通い詰めていたのは10年以上前です。ここに書く実食エピソードは当時のもので、現在はメニューが変わっている可能性があります。その前提で読んでください。

一番のおすすめはかすカレーうどん。当時の店内人気ランキングで1位、そして調べた限り2026年現在も看板メニューとして健在です。程よい辛さととろみのカレー出汁に油かすのコクが混ざると、カレーうどんの完成形かと思う旨さです。詳しくは「麺くい やまちゃん(堺東)名物かすカレーうどんを実食」に書いています。
かす系のメニューが豊富なのもこの店の強みで、当時の僕が食べただけでも相当ありました。
- はりはりかすうどん:シャキシャキ水菜と黒胡椒のスパイシーな一杯
- ミニかす丼:油かすが具の丼。タレに油かすの旨みが乗る
- 肉かすうどん:肉と油かすのダブル。出汁の味が一段上がる
- 天ぷらかすうどん:えび天とちくわ天まで入ったボリューム系
そして当時のやまちゃんには、うどん屋なのに親子丼が最強という裏の顔がありました。トロトロの玉子に出汁の旨みが染みて、丼専門店でやっていけるレベル。ただ、当時から大将は丼をやめようか迷っていると話していて、最近の情報を調べても丼が今もあるかは確認できませんでした。もしメニューに残っていたら、僕の分まで食べてきてください。
久しぶりに調べてみたら、やまちゃんは「うどん WEST 百名店 2024」に選出されていました。僕が通っていた店が百名店入りしているのは、勝手ながら誇らしい気持ちになります。なお、当時は週末に深夜まで営業していましたが、2026年7月時点では昼のみの営業になっているようです。行列必至の人気店になっていて、開店前に店頭の名簿に記帳しておくと良いという情報もありました。行くならお昼、それも早めを狙ってください。
麺くい やまちゃん 店舗情報
| 住所 | 大阪府堺市堺区一条通16-24 |
|---|---|
| 営業時間 | 昼のみ営業(11時台〜14時台・売り切れ終いあり)※2026年7月時点。情報源により差があるため訪問前に要確認 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | なし(近隣のコインパーキングを利用) |
うどんWEST百名店2024選出。行列必至のため開店前の記帳がおすすめ
かすうどん目当てで通う「道の駅しらとりの郷・羽曳野」

もうひとつの実体験がこれ。羽曳野の道の駅にあるうどん屋のはびきのうどんです。油かす・牛肉・スジ肉と肉系トッピングが全部乗った反則級の一杯で、僕の個人的な決め手はとろろ昆布。油かすのコクとスジ肉のトロトロを、とろろ昆布が出汁ごと包んで持ち上げてくれます。
正直に言うと、僕はこのうどんを食べるためにこの道の駅に行っています。訪問時の詳しいレポートと駐車場の攻略法は「近畿道の駅スタンプラリー2日目|しらとりの郷・羽曳野リベンジ」にまとめています。
とろろ昆布は反則
| 住所 | 大阪府羽曳野市埴生野975-3 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜18:00(店舗により異なる。うどん屋のオープンは11:00) |
| 定休日 | 第2火曜(うどん屋等) |
週末は9:30ごろに満車になるため朝イチ到着がおすすめ
かすうどん発祥の店「加寿屋(KASUYA)藤井寺本店」
ここからは、僕がまだ行けていない店。調べた情報として書きます。
かすうどんを世に広めた草分けとされるのが、藤井寺に本店を構える加寿屋(KASUYA)です。1995年創業のかすうどん専門店で、公式サイトによると藤井寺本店は営業時間がとにかく長く、深夜でもかすうどんが食べられる店として知られています。テイクアウトにも対応しているとのこと。
藤井寺は堺の隣。発祥の店が生活圏内にあると分かってしまった以上、これは行くしかありません。南河内を中心に支店も多く、羽曳野店・松原店など堺からアクセスしやすい店舗もあります。営業時間は変更されることがあるので、行く前に公式サイトで確認してください。
| 住所 | 大阪府藤井寺市沢田1-28-1 |
|---|---|
| TEL | 072-954-6490 |
| 営業時間 | 深夜まで営業(変更が多いため公式サイトで要確認) |
かすうどん発祥の店とされる1995年創業の専門店。テイクアウト対応
大阪市内の有名店も調べてみた
せっかくなので、大阪市内でよく名前が挙がる店も調べました。
焼肉ホルモン 龍の巣
焼肉ホルモンの店ながら、締めのかすうどんが名物として有名な店。大阪発で、今では東京・福岡にも店舗を広げています。焼肉屋だけあって油かすの香ばしさに定評があるようです。梅田周辺に店舗があるので、キタで飲んだ締めに良さそうです。
| 住所 | 大阪府大阪市北区堂山町2-16 五孝ビル1F |
|---|---|
| TEL | 06-6361-8338 |
締めのかすうどんが名物。公式サイトいわく、かすうどんこそが原点
手打ち饂飩 にしき
大阪駅前第2ビルの地下2階にある手打ちうどんの店。肉厚の油かすがゴロゴロ入ったかすうどんが看板で、手打ちの太麺と合わせる讃岐スタイルです。駅前ビルの地下という立地も、うどん好きとしてはそそられます。
| 住所 | 大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB2F |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜21:00(土曜は17:00まで・麺がなくなり次第終了)※2026年7月時点 |
| 定休日 | 日曜日 |
肉厚の油かすと手打ちの太麺が名物
どちらも僕はまだ実食していないので、行ったら個別記事でレポートします。
家で再現するなら油かすを取り寄せる
かすうどんの良いところは、油かすさえ手に入れば家でも作れることです。うどんに乗せて出汁を注ぐだけで、いつものうどんが本場の味に近づきます。細かく刻んでお好み焼きや炒め物に入れるのも南河内の定番の使い方です。
スーパーではあまり見かけませんが、通販なら選び放題です。
さらに、本場・羽曳野市はふるさと納税の返礼品に油かすを出しています。地元の畜産店や精肉店の油かすが揃っていて、どうせ取り寄せるなら発祥の地のものを選ぶのが気分的にも正解だと思います。
まとめ:次は発祥の店へ行く
調べて分かったのは、かすうどんの本場・南河内は堺の僕にとって完全に生活圏内で、発祥の店にすら行ったことがなかったのはもったいなさすぎるということです。
- 実食済みのおすすめ:麺くい やまちゃん(堺東・百名店)とはびきのうどん(道の駅しらとりの郷)
- 次に行く店:加寿屋 藤井寺本店(発祥の店)
- 市内で気になる店:龍の巣(焼肉屋の締めかすうどん)・にしき(駅前ビルの手打ち)
- 家で再現するなら:油かすを通販かふるさと納税で取り寄せ
加寿屋に行ったら、この記事に実食レポートを追記します。
関連記事
近畿道の駅スタンプラリー2日目|しらとりの郷・羽曳野リベンジで本命「はびきのうどん」を実食


















